新しい米副大統領に思う

ジョー・バイデン候補が米大統領選に勝利したことが確実となり、カマラ・ハリス副大統領も、初めての女性副大統領としてほぼ確定となった。

民主党の副大統領が女性であるということで、とても興味をそそられる。そして母親がインド出身の黒人(系)というのも、今までにない。

2008年米国民主党大統領予備選挙では、ヒラリー・クリントンとバラク・オバマが指名候補を巡って戦っており、ヒラリーが勝てば初の女性大統領、オバマが勝てば初の黒人大統領が生まれる可能性があるということであった。その時に、ハワイのコミュニティースクールのアメリカ市民権を取るためのクラス(誰でも無料で登録できるので、私は好奇心から出席していた)では、教科担任の先生が口角泡飛ばし、いかにこれがエキサイティングなことか熱弁をふるっていて、私もワクワクして聞いていた記憶がある。「どちらも見てみたい近未来だ」と思っていた。そして、「将来はきっと日系の大統領も生まれるだろう」とも。

副大統領とはいえ、アメリカという超大国のナンバー2である。それが黒人女性というのはやはり興味を持たざるを得ない。初めての演説は素晴らしかったし、女性の心を揺さぶる内容であったと思う。世界平和と人々の幸せのために努力してくれるなら、ぜひ大統領も目指してほしい。