キルギス③
アラバエフ・キルギス国立大学付属日本学院を訪問。
こちらの学部長サマロフ・アイベックさんと、JICAの佐藤かなえさんに案内いただいた。
キルギスは25歳以下の人口が52%と非常に若い国であるが、外国への「出稼ぎ」も多い。ここで日本語を専攻している学生はもちろん日本が大好きで日本で働きたいとも思っているが、最近では例えば同じ介護職でインターンとして働くにも、少子高齢化は同じだけど日本よりイタリアや韓国を選ぶ学生が増えてきたという。なぜなら日本は給料が少なく、さらに円安が追い打ちをかける。
これを聞いて、私は日本の国力が本当に心配になった。
学部長も、「日本が好きな若者は多いのに、日本政府からのキルギスに対する支援が少なく、これではキルギス人は他に目が向いてしまっても仕方ない、残念だ、もったいない」と言う。
さて、私は学部長に気になっている質問をぶつけてみた。「キルギスはもとソ連邦の一員だったわけですが、ロシアウクライナ戦争に対する立ち位置はどんなふうですか?」
「国としては中立ですが、国民のほとんどはウクライナ応援です。ロシアは嫌いです、、」という答えが返ってきた。
(アイベック学部長はキルギス人ですが、日本語が堪能なので、通訳を介さず全て日本語で意見交換をさせていただきました。)