在カンボジア日本大使との面談
カンボジア滞在も終盤の今日、在カンボジア日本国大使館の三上正裕特命全権大使にお目にかかることができました。4年前もインターバンドの選挙監視団として当時の堀之内大使を訪問しましたが、今回の三上大使は大使公邸にて私たちをお迎えいただきました。
まず、インターバンド理事の阪口直人さんから絵本について説明。その後、カンボジアの政治情勢などについてお二人で意見交換されました。
三上大使は、日本とカンボジアの関係は、中国とも欧米のやり方とも違うこと、カンボジアは民主化の努力を続けていくので、日本はぜひカンボジアを長い目で見てほしいとカンボジア側は思っていることなどを話されました。詳しくは、帰国後に私なりに整理してまとめたいと思います。
最後に、私からも2点質問をさせていただきました。
一つは、カンボジアから日本に研修生として働きに来ている人たちの思いはどんなふうなのか。
二つめに、日本は現在もコロナ感染者拡大の勢いが止まらない状況なのに、カンボジア特にコンポントムやシェムリアップではマスクをしている人さえほとんどなく、感染者も少ない様子。政府はどんな政策を取ってきたのか。
大使は私の質問に対しても、丁寧に答えていただきました。資料ももらったので、これも今後、共有できたらと思います。(三上大使ご自身は、中国製のワクチンをはじめ、既に5回の接種を終えているそうです。)
午後はツゥールスレン虐殺博物館を見学。ポルポト派がこの高校の建物を使って拷問を繰り返し、18000人もの一般市民を殺害しました。(一部の写真しか撮れないとはいえ、残酷な写真もあるのでご注意下さい。)
4年前もここを見学しましたが、私はいつも、自分の行動と理性について問われている気がします。人間である限りこのような「加害者」となりうる可能性はゼロではないことを認識しなければならないと感じるのです。