ミシマサイコを松阪で栽培?
新年度当初予算に思う③
薬用作物作付実証事業費80万円について。
12月議会一般質問で、「農業振興地域の耕作放棄地はどうするのか?」と質問をした。後継者不足などで荒廃の進んだ茶畑などの放棄地の活用法について聞いたところ、新たな展開の研究を進めるという答弁であったが、これが実際的な答えらしい。
つまり、ミシマサイコという薬用作物の作付を考えているとのこと。この薬草は高齢者でも比較的作業が簡単で、また獣害にも強いと説明にある。このミシマサイコが地域に合うのかの実証実験の予算である。
しかし問題は、農業をする人がいないところにある。農地の貸手と借手のマッチング制度の構築を同時並行でやらないといけないのではないか。
またこの薬草の需要はどのくらいあるのか。これが上手く働かないと、中山間地域の耕作放棄地の抑制はできず、太陽光パネルの設置へと進む可能性が高い。
ミシマサイコ、って聞いたことありますか?(薬草の写真は当初予算説明資料より)